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兄さん・・・そりゃあきませんて。


酔っぱらいの行動というのは、時に凄まじく爆発力のあるものです。

ある日。

僕は会社の先輩と飲みに行きました。

明け方、飲み疲れたオッサン2人は

「ラーメンで閉めよう。」といういかにもオッサンらしい発想のもと

ラーメン屋に入店しました。

店長「ご注文は?」

僕「しょうゆチャーシュウ。」

店長「お好みは?」

僕「あ~。麺固めで。」

先輩「僕はねぇ・・・塩ラーメン。」

店長「お好みは?」

先輩「えっと・・・。味薄めの、油多め。」

僕「!!!」

僕「ちょ、その頼み方でいいんすか??」

先輩「何がよ?」

僕「1番やったら駄目な頼み方じゃないっすか!!」

先輩「何で?」

僕「だって、そんな油多くして、味薄くしたら味無くなんじゃねっすか?」

先輩「いいんだって!!身体を気にしてんだよ!!!」

僕「!!!(・・・意味わかんねぇ・・・。)・・・はぁ・・・。いいんすね?」

先輩「大盛にしたいくらいだよ!!」

僕「それは・・・したらいいんじゃないっすか?」

先輩「大盛で。」


数分後。

店長「はい。おまち。」

僕「あ~。うまいっすね。」

先輩「ん~。」

僕「ん?」

先輩「俺的に酷評すれば・・・あんま味がないな。」

僕「酷評とかじゃないっすから!!」

僕「あなたが自らその味にしたんですから!!」

先輩「頼み方おかしかったら言ってよ!!酔ってんだからさぁ!!」

僕「言いましたよ!!2回言いましたよ!!!」

先輩「2回言ったんならしょうがね~な。」


数分後。


僕はペロリとたいらげ、

先輩は大盛にしたにもかかわらず明らかに半分以上残しました。

その後も明らかに行きはタクシーで来て

帰りもそこらにタクシー山ほどいるのに

なじみのタクシーがあると電話をし

運転代行を呼んでしまい

僕が謝ったのもあなたは覚えていないんでしょうね。


でも楽しい先輩が、僕は大好きです。
# by shinji-kujira | 2007-08-12 03:44

ミスターロンリネス


『見た目』

文字通り初対面の人等をパッと見でみて

「あ~多分こういう人なんだろうなぁ。」と

勝手に思い込む当事者としてはかなり迷惑なもの。

かと言う僕もかなり見た目で人を判断してしまいます。

でもまさか自分がやられてしまうとは…。


時に居酒屋にて。

僕は友達とその彼女と三人でテーブルにつきました。

で、あとから一人合流し

最終的には四人になります。

すると

当然の如く店員さんが注文を取りにきました。

店員「いらっしゃいませ。お飲みものは何にいたしましょう?」

僕「あ~飲み放題にすっかな。」

店員「当店は男女飲み放題の料金が異なっておりますがよろしいですか?」

僕「あ、いいっすよ。」

店員「では、男性二名。女性一名でよろしいですね?」

僕「あ、すいません一人遅れてくんすよ。」

店員「では男性三名、女性一名でよろしいですか?」

僕「ん?!なんで?!」

店員「!?」

僕「僕、一人来るって言っただけっすよね?」

店員「あっ!!失礼しました。」

僕「いや、怒ってるんじゃなくてね。何故にこの男二人、女一人という状況でね。」

店員「はい。」

僕「一人追加は男だと瞬時に思ったのかを聞きたいなぁと思ってね。明日の僕の為に。」

店員「はぁ…。」

僕「なんかオーラ出てました?こいつは女連れて来ないだろう的な。」

店員「いやぁ…。」

僕「いやいや(笑)怒ってんじゃなくてさ。」

店員「では、男性二名、女性二名でよろしい…。」

男友達「悪ぃ!!遅くなった!!」

店員「!!!」

僕「…結果より…過程だよね…?」

店員「…はい。」

僕「そういう事だから。生4つね。」

店員「はい…。」

僕「ごめんね。」

店員「いえ…。」

男友達「…ん?!なんか俺悪い事した?!」

僕「お前は悪くない…。俺も悪くないし…。誰も悪くないよ…。」

友達・友達彼女「…うん。」

男友達「???」


あの日の酒が進んだのは

気の合う仲間と、小粋なトークのせいだけじゃなかったのかもしれない。

なぁ…そうだろ?
# by shinji-kujira | 2007-05-22 22:32 | こんな日もあるじゃない。

血のハッピーバースデー。


彼女の誕生日をなんかサプライズ的に祝おうと

ケーキとクラッカーを用意して

部屋に帰って来るのをちょっと離れた路地から見ていました

そして主役が帰宅し、奴は部屋の鍵をかわないのを知っていたので

ソロリソロリと玄関を入りました。

間取り的に言えば玄関入ってすぐにキッチンがあり

その奥にジャバラのカーテンがあってそこが今回の主役の部屋。

主役の部屋からはテレビの音がガンガンもれていました。

僕はまずキッチンのところでクラッカーの準備をしました。

そしてジャバラカーテンを開け

「ハッピーバースデー!!」『パン!!!』

…でいこうと思いました。

そしていざジャバラをバッと開けクラッカーをかまえて

「ハッ!!…ちょ、ちょちょ!!!」

そこにはバットを振り上げた主役が。

「違っ…俺!俺!!」

『パン…』

だいなし…。

「なんでバット振り上げとんねん!!!」

「台所でコソコソしてたら怖いでしょ!!」

「なんでこっちがサプライズさせられないかんのや!!」

「知らないわよ!私だってびっくりしたんだから!!」

「もーえぇ!!」

「何しにきたの!?」

「うっさいわ。なんでもねーわ。帰る。」

「はぁ?!」

「あぁそーいやコレ。」

「なによ?」

『パカッ』

「ハッピーバースデー。」

「…ありがとう。」

「おうっ。」

抱き合う二人。


いや~素晴らしい。

素晴らしい話でしたね。

でも一つ謝らなければならないのは

少し思い出を脚色してしまった事。

たいした事じゃないよ。

ただその当時僕に彼女の存在はなかったって事。

つまり彼女と書いてあるところは男友達です。

あと僕との掛け合いも女言葉にしてます。

なんかでも彼女とのエピソードより感動的じゃないっすか!?

そんな事ないっすね。

そんな目で僕を見ないで!!!
# by shinji-kujira | 2007-05-13 03:45 | こんな日もあるじゃない。

いや、マジで。


人間の先入観というものは凄まじいもので

時に恥じらいというプレゼントをしてくれます。

冬のとある日。

友達とCDを買いに行きました。

個々に好きなジャンルのアーティストのもとへ行き

物色をしていました。

すると黒のダウンジャケットを着ていた友達が

スッと僕の隣の棚に手を伸ばしました。

そして明らかに森高千里のCDを手に取りました。

森高千里?!何故に今?!

そー思った僕は極自然な質問を投げ掛けました。

「お前、そんなん買うの!?」

そして顔を見上げると、全然知らない

若い兄ちゃんが

「えっ!?誰っ!?」

みたいな顔をしてました。

奇しくも全く同じ事を思った僕ですが

なんせ、けしかけたのはこっち。

なんとか切り抜けねばと思ってひねり出した言葉は

「いや、マジで。」

あか~ん!!

どっちか言うたら追い撃ってもうた。

「やられる…。」

そう思った僕に彼が取った行動は

首をかしげてその場を去るという

いたってシンプルで、かつ相手に結構なダメージを負わせるものでした。

くっ!!コイツさてはプロだな…。

思いながらも悪いのは完全に僕。

でももっと悪いのは黒いダウンジャケットをきていた友達。

と勝手に解釈した僕は

今度は完全に前に回り込み顔を確認した後に

ケツをローキックしました。

「モコモコしてんじゃねーぞ!!」という謎の叫び声とともに。

あのっすねぇ…。

先入観は恐ろしいという話をしたかったんすけど

話を追ううちに

そんな事より完全な自分の過ちを棚に上げて

友達をローキックするってどんな奴やねんと

客観的にみて反省しました。

それでも怒らずに遊んでくれる友達諸君。

ごめんなさい。

愛してます。

いや、マジで。
# by shinji-kujira | 2007-05-10 03:26 | こんな日もあるじゃない。

さようなら。こんにちわ。


春になり、桜の季節になりますと

別れ、そして出会いがあります。


例えばほんの少しだけど一緒に暮らして

年度末の多忙な時期を共に戦ったアイツ。

ありがとう。元気でな。


例えばすごくたくさん遊んだけど

最後はお別れもできなかったアノコ。

ありがとう。僕は今日もバカやってます。


例えば久々の再会にも

昨日までそばにいたかのように接する事ができたアイツ。

ありがとう。今年もいっぱい飲みに行こう。


例えば離れていてもいつも電話くれて

会った時にはお互い抱き合ったアノヒト。

ありがとう。歳は15歳離れてるけど親友です。


みんなありがとう。

みんながいるから

みんながいたから

僕は今日も笑っていられます。


ほんとありがとう。
# by shinji-kujira | 2007-04-13 02:24 | こんな日もあるじゃない。